INFORMATION
開催概要
会期
2026年7月30日(木)〜 8月9日(日)
営業時間
12:00〜19:00
※7/31(金)のみ21時まで営業いたします。
休廊日
月・火
会場
EVERANDART(エバランダート)、 MEGURO MARC HALL
住所
東京都品川区西五反田3丁目3番2号
プラウドタワー目黒MARC1階
アクセス
不動前駅 徒歩6分・目黒駅 徒歩7分
お問い合わせ






行く夏の静けさについて
2026.7.30 - 8.9
2026年7月30日(木)より、EVERANDARTでは、THE LOOP GALLERYとのコラボレーションのもと、小田川史弥による個展「行く夏の静けさについて」を開催いたします。
夕暮れや夜明け前の静かな時間、過ぎ去った季節への郷愁、そして記憶の曖昧な輪郭。本展では、何も起きていないように見える情景のなかに、感情の余韻や時間の流れを織り込み、鑑賞者それぞれの記憶を呼び起こす作品群を発表いたします。
7月31日(金)18:00〜21:00には、オープニングレセプションを開催いたします。作家も在廊予定ですので、この機会にぜひご来場ください。
【ステートメント】
いつも急いで遠く行き過ぎてしまった季節を追いかけながら、遅れて制作にとりかかる。日を重ねて少しずつ絵を描く為の気持ちと経験を集めていている。
この頃は、春に冬を思い、秋に夏を思うような、そんな過ぎた事への郷愁が私の芸術には必要なんだろうと知った。
私の絵の中では、夕暮れ・蝶・秘めた言葉などがモチーフとして描かれていて、何も起こっていないように見える場面も、過ぎた出来事や薄れる情緒を捉えようとしている。
記憶は一度離れてから思い出として整った形では戻らずに、もっと曖昧で勝手な形で思い出される。
別の場所での風景に紛れ込み、関係のない光や風に混ざる。そうしてすでに終わったはずの時間がふいに今の感覚へ影響を与える。
過去のものだと思っていた感情が、まだどこにも行っていなかったことに気がつく。
私は多くの夜に絵を描く、アトリエの壁の端が青く明るくなり始めるまで描いている。
そんな夜明け方、自分の中に沈んでいたものが感情的に浮かび上がってきて、自分が何に引き留められているのかがわかる。
そうした作品には何かが起こる瞬間より、その前後のほうが多く描かれている。
それは思いがけぬ邂逅や、遠くから近づいてくるのが見える別離、それらの予感かもしれない。
いつ来るかわからないものこそ制作のそばに添えるものであり、人のなかに長く居続けられる事なのではないだろうか。
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【Statement】
I always find myself chasing seasons that have hurried too far ahead of me. By the time I get to work on a piece, I am already late. With each passing year, I have slowly gathered the feelings and experiences needed to paint. Lately, I have come to understand that my art requires a certain nostalgia for what has already slipped away, thinking of winter in spring, of summer in autumn.
In my paintings, motifs such as dusk, butterflies, and unspoken words appear again and again, and even scenes that seem as though nothing is happening are attempts to capture things already passed and emotions quietly fading. Memories do not return in neat, complete forms once they have departed. They come back blurred, wayward, and incomplete. They wander into landscapes from elsewhere, mingling with unrelated light and wind. And thus, time that should have long since ended suddenly alters one’s sense of the present. One realises that feelings believed to belong to the past have never truly gone anywhere.
I often paint through the night, working until the edge of my studio wall begins to glow with the blue light of dawn. In those hours, what had lain submerged inside me surfaces, and I come to understand what it is that still holds me fast. Works that emerge from those hours tend to depict not the moment when something happens, but what comes before and after. It may be the foretelling of an unforeseen meeting, or a parting that can be seen approaching from far away. Perhaps it is precisely what cannot be known — those arrivals that cannot be predicted — that belongs beside the act of making, and that is able to linger long within a person.
【Exhibition Announcement】
Starting July 30, 2026, EVERANDART is pleased to present On the Quietness of Departing Summer, a solo exhibition by Fumiya Odagawa, held in collaboration with THE LOOP GALLERY.
An Opening Reception will be held on Friday, July 31, from 6:00 PM to 9:00 PM. The artist will be in attendance, and we warmly welcome you to join us for the occasion.
【Details】
July 30–August 9, 2026|12:00–19:00(July 31 until 21:00)
Closed Mon/Tue
EVERANDART / MEGURO MARC HALL
3-3-2 Nishi-Gotanda, Tokyo
2026年7月30日(木)より、EVERANDARTでは、THE LOOP GALLERYとのコラボレーションのもと、作家 小田川史弥による個展「行く夏の静けさについて」を開催いたします。
夕暮れや夜明け前の静かな時間、過ぎ去った季節への郷愁、そして記憶の曖昧な輪郭。本展では、何も起きていないように見える情景のなかに、感情の余韻や時間の流れを織り込み、鑑賞者それぞれの記憶を呼び起こす作品群を発表いたします。
7月31日(金)18:00〜21:00には、オープニングレセプションを開催いたします。作家も在廊予定ですので、この機会にぜひご来場ください。
【ステートメント】
いつも急いで遠く行き過ぎてしまった季節を追いかけながら、遅れて制作にとりかかる。日を重ねて少しずつ絵を描く為の気持ちと経験を集めていている。
この頃は、春に冬を思い、秋に夏を思うような、そんな過ぎた事への郷愁が私の芸術には必要なんだろうと知った。
私の絵の中では、夕暮れ・蝶・秘めた言葉などがモチーフとして描かれていて、何も起こっていないように見える場面も、過ぎた出来事や薄れる情緒を捉えようとしている。
記憶は一度離れてから思い出として整った形では戻らずに、もっと曖昧で勝手な形で思い出される。
別の場所での風景に紛れ込み、関係のない光や風に混ざる。そうしてすでに終わったはずの時間がふいに今の感覚へ影響を与える。
過去のものだと思っていた感情が、まだどこにも行っていなかったことに気がつく。
私は多くの夜に絵を描く、アトリエの壁の端が青く明るくなり始めるまで描いている。
そんな夜明け方、自分の中に沈んでいたものが感情的に浮かび上がってきて、自分が何に引き留められているのかがわかる。
そうした作品には何かが起こる瞬間より、その前後のほうが多く描かれている。
それは思いがけぬ邂逅や、遠くから近づいてくるのが見える別離、それらの予感かもしれない。
いつ来るかわからないものこそ制作のそばに添えるものであり、人のなかに長く居続けられる事なのではないだろうか。
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【Exhibition Announcement】
Starting July 30, 2026, EVERANDART is pleased to present On the Quietness of Departing Summer, a solo exhibition by Fumiya Odagawa, held in collaboration with THE LOOP GALLERY.
An Opening Reception will be held on Friday, July 31, from 6:00 PM to 9:00 PM. The artist will be in attendance, and we warmly welcome you to join us for the occasion.
【Details】
July 30–August 9, 2026|12:00–19:00(July 31 until 21:00)
Closed Mon/Tue
EVERANDART / MEGURO MARC HALL
3-3-2 Nishi-Gotanda, Tokyo
ARTIST
小田川 史弥
Fumiya Odagawa
1996年神奈川県生まれ。2018年東京藝術大学絵画科日本画専攻卒業、2020年同大学院日本画専攻修了。
日常のささやかな瞬間を、幻想的でありながらも憂いを帯びた独特の世界観で描く。モチーフとなる人物や動物、風景は、自身の経験や旅の中で目にした光景に基づき、断片的な印象や心の痕跡がコラージュのように混ざり合い、ひとつの風景として構成される。
日本画で培われた繊細な感覚は、余白や間を活かした画面構成、緩やかに視線が流れる構図、滲むように重ねられた淡い色彩となって、絵画空間に静かな物語を宿す。「誰かと親密になるとき、同時にどこかで別の誰かが遠ざかっていくような感覚」に惹かれると語り、関係の儚さと、それを包み込むような優しさが同居する作品を制作している。
2019年の初個展以来、東京都内を中心に個展を重ね、2025年には台北でも個展を開催。One Art Taipeiをはじめとする国内外のアートフェアにも継続的に出展している。
2026年、国際的なアートコンペティションJackson’s Art Prizeにてacryl賞を受賞。国内にとどまらず国際的な文脈でもその評価が広がりを見せている。
1996年神奈川県生まれ。2018年東京藝術大学絵画科日本画専攻卒業、2020年同大学院日本画専攻修了。
日常のささやかな瞬間を、幻想的でありながらも憂いを帯びた独特の世界観で描く。モチーフとなる人物や動物、風景は、自身の経験や旅の中で目にした光景に基づき、断片的な印象や心の痕跡がコラージュのように混ざり合い、ひとつの風景として構成される。
日本画で培われた繊細な感覚は、余白や間を活かした画面構成、緩やかに視線が流れる構図、滲むように重ねられた淡い色彩となって、絵画空間に静かな物語を宿す。「誰かと親密になるとき、同時にどこかで別の誰かが遠ざかっていくような感覚」に惹かれると語り、関係の儚さと、それを包み込むような優しさが同居する作品を制作している。
2019年の初個展以来、東京都内を中心に個展を重ね、2025年には台北でも個展を開催。One Art Taipeiをはじめとする国内外のアートフェアにも継続的に出展している。
2026年、国際的なアートコンペティションJackson’s Art Prizeにてacryl賞を受賞。国内にとどまらず国際的な文脈でもその評価が広がりを見せている。
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